続・社会人が大切にすべき考え方①【日本でのサービスに感謝】
『毎日の暮らしの中の感謝』
前回のブログで『感謝する』ことの大切さについて3つほど例に挙げました。
そのなかの『毎日の暮らしの中の感謝』について考えてみました。
「社労士試験」で「労働基準法」などを学習していたこともあり、労働問題のニュースなどは、自然と目につくようになりました。
そして、最近では『サカイ引越センターの社員が労働組合を結成』というニュースが気になりました。
試験科目として「労働組合法」なども少しは勉強しましたが、メイン科目でないこともあり、労働組合については詳しく理解していないのが現状です。
労働組合を結成したことや、その行動力がもてはやされたりしていますが、労働組合を結成することに対する知識が乏しい僕にとっては、そのすごさがわからないです。
ネット上の意見にもありましたが、その労力を彼ら自身のこと、転職するなどに費やしてもよいのでは?そして、彼らのような行動力があるのであれば、もっと活かせる仕事があるのではと思ってしまいます。
飲食業をはじめとする日本のサービス業界では同じようなことがたくさん起こっていますよね。
学生時代の飲食チェーンのアルバイトをしているときに思いました『社員の方はサービス残業があたりまえで、休みだってまともに取れていない』と。
それこそ、若くて体力があれば適正はあるにしてもサービス業界からは大歓迎でしょうし、仕事にも就きやすいです。でも、待遇や労働環境など現実は厳しいです。
若い時にこそ、このような現実を知り、勉強するしかないですね。
なにも知らずにこのような業界に飛び込むことは、もはや自己責任でしかないかもしれません。
そうは言っても、彼らなりの会社への思いなどもあると思いますし、なによりも私たち自身が彼らのサービスなしには生活が成り立ちません。
労働組合を結成した彼らはきっと仕事にも誠実でしょうし、彼らのようなサービス業に関わる人には本当に感謝すべきだと思うのです。
よく知られているように、日本のサービスはとても優秀とされています。
それらに比べて、僕自身が海外で体験したことを挙げれば、スーパーのレジ係は座りながら仕事をしている、どこかの受付は食事をしながら待機している。日本はお役所仕事と揶揄されますが、ある国の役所では、受付人数制限があり早朝から並ぶこともありヒドイものでした。
それに、日本は相対的にサービスがよいにもかかわらず、賃金が低すぎます。
本日2021年10月1日から最低時給が改定されたとはいえ、東京ですら1,041円です。
僕が数年前に滞在していた国であれば、当時で日本円にして1,700円くらいだったと思います。
その人件費をまかなう為でしょうか、レストランでの外食なんかは気軽にできる料金ではなかったことを覚えています。
それに法整備がしっかりしていたのでしょう。有給休暇なんかも必ず消化させられますし、定時出社で定時退社、サービス残業なんてものはありません。
日本では有給休暇の消化率はようやく50%をこえるくらいですが、業種によっては有給休暇なんて存在しないとされるところも多いと思います(飲食業のアルバイトとかでしょうか)。
日本では、「低価格で高いサービス」を受けることができます。
このことを私たちがあたりまえに思い、普段の生活で恩恵を受ければ受けるほど、サービス業で働く人にとっては、マイナスです。
会社に対しては、罰則をもっと厳しくしてもよいのでは?
過労死が後を絶たない現状からすると、機能していない法そのものが問題か?
国や法律が変わらないと労働組合を結成して訴えかけようが、会社は変わっていかないと思います。
「労働基準法」を勉強していると、余計な感情が湧いてしまいます。
個人的には、キャッシュレス社会には逆行してしまいそうですが、チップ制度なんかはサービス業の人に対してはとても合理的だと思います。
とにかく、サービス業にかかわる人感謝して、法改正などをとおして彼らが報われる社会になってほしいと願うばかりです。
最後までお読みいただきありがとうございました☆彡
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